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VRChatでけん玉を作る

手元にけん玉があったので(?)VRChatで実際に遊べるけん玉を作ってみました。

TL;DR

以下は作り方のメモです。

 

モデリング+Unityインポート


現物の「けん」の直径と長さを測って(曲線部分は目分量で)モデリングしました。ちなみに、左右の玉をのせる部分である「皿」は「大皿」「小皿」といってサイズが異なります(下部の「中皿」と合わせて大皿→中皿→小皿の順に難しくなる)。

Unityに突っ込みます。

けんと玉は両方とも非凸(けんは全体的に、玉は穴部分が凹んでいる形状)のため、通常のMesh colliderをそのまま適用してもうまく当たり判定をとってくれません。そこで、モデリング時に筋肉で凸分解した形状(図の緑線のローポリ部分)を重ねてコライダを適用しています。見て分かる通り、見た目よりも当たり判定がだいぶ大きい接待コライダとなっています。

大きい矩形部分は正しく「持つ」判定を行うためにVRC_Pickupと同じ階層に追加したダミーです(トリガーにしているので実際には当たり判定にはならない)。

VRChat用のカスタマイズ

動画

こんな感じに遊べます。

作者は現実世界では世界一周がギリギリできるかできないかくらいの腕前ですが、大皿〜小皿、ろうそく、野球けん、もしかめくらいはバーチャル空間でも動作を確認しています。ただしけん先を使った技はまだできていません(玉の穴が下に来やすいように重心を調整したほうがいいかも……)。

ちなみに、けん玉はひざを使って衝撃を抑えるのが基本のため、HMDという重しをかぶった状態で遊ぶと最悪ひざを痛めます。こっちの意味でも利用に際して作者は一切の責任を負いません。

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