(略)。先月の記事はこちら。
キッチンまわりのギミックについて
このツイートから一人称視点のキャプチャにブレ補正と視野角の調整を入れるようにしました。こういう工夫ってまともなVRゲームのPVをよ~く観察してみるとほぼ例外なく入ってるんですけど、方法論としては微妙に確立されてないから実装を忘れがち。
動画に映っているサ六角形のヤツは言うまでもなくAR的なヤツで、のっちゃんが掛けてる「それ」によって表示されてるヤツです。なんかこういう、UIと作品の世界観を両立させた表現って、いいですよね。いや電子レンジの加熱時間がARグラスを通してしか見れないというのはショッピングサイトに星1評価が殺到するレベルのダメUXだと思うんですけど……
まじめな話をすると、例えば食べ物のパッケージのモデルに現実と同じようなフォントサイズで情報を書いてしまうとVRでは小さすぎて読めなくなってしまったりするので、こういう統一的なUIにすると可読性が向上するしローカライズの実装も楽、という理由で作っています。あと、VRだと手を動かしてわちゃわちゃすること自体が楽しくなりがちなので、「バーコードどこだどこだ」とやってもらうためにあえていろんな場所にバーコードを配置しています。
冒頭にチラッと映ってるヤツはスマートウォッチ的なヤツです。この場を借りて世界観設定をほんの少しだけお話しすると、のゆき世界ではかつてスマートウォッチが普遍的なウェアラブルデバイスとして普及していましたが、スマートグラス技術の進歩により「画面越しに画面見る必要なくね?」ということになり、UI表示用マーカー兼ハードウェアトークンの役割を果たす単なるアクセサリーとして進化しています。そんなわけで野田っちはアカシア材のコイン型チップをあしらったローズゴールドのバンドを愛用しています。のですが、ゲーム上の都合としてはやっぱり現実と同じサイズにしてしまうと表示が小さくなりすぎるためです。
おまけ
こいつらクリスマスに部屋でイチャイチャしやがって……