うさぎ開発まとめ(2023/3)
先月の記事はこちら。
ちなみに、今月は将来性を見越してビルトインパイプラインからURPにお引越しした結果ほぼすべてのマテリアルとシェーダーが一時トんだので、実はその修正も見えないところでやっています。人生そういうもんだよ。
ローカライズ
そもそも本作のテーマが恋と言葉と孤独(Love, Language, and Loneliness)なので、せめて書き言葉くらいはちゃんとやりたいという想いがあります。(のゆき、「PROJECT: SUMEMR FLARE 2《ツー》」かつ「アスタリスクの花言葉 3《スリー》」説)
今のところ、対応言語は動画に出てるヤツらと、それと追加で(想定しているプラットフォームである)Steamで日本語よりもシェアが高い言語1のうち機械翻訳の精度が大丈夫っぽくてよほど特殊な処理を必要としないもの(露・西・葡・独・仏?)にする予定です2。リリースされるまでに世の機械翻訳サービスの精度ができるだけ上がっていてほしい、頼む。
実装としてはとくに何のひねりもなくLocalizationでえいってやってます。
衣装システム
これ何割かVRChatのアバターのギミックと間違われてる気がする 衣装を変えるやつです。
3Dモデルの着せ替えって実装がクソめんどくさい(干渉しまくる)ので本音としては全身ごと切り替える方式のほうがいいんですけど、でも女の子はおコーデをしてナンボだよな、ということでトップス・ボトムス・上着・水着・アクセサリをなんかいい感じに組み合わせられるようにしてます。でもまだ水着とトップス・ボトムスの併用は想定してない(重なっちゃう)ので、「セーラースク水ができない」みたいな苦情は寄せないでほしい。
ちなみに、「ハンガーにかけた服」のモデルをいちいち作ってると作業量がヤバいので、アバターを平べったく押しつぶしたものを原料として使用しています。
新しいワールド
今まで異常美術館とか異常「夏」とか異常ポストアポカリプスとかばっかり作ってたから、こういう普通の風景が逆に異常に見える。
建物の外観は昔ちょっと住んでいたヨーロッパの街(ざっくり)の風景を参考にしています。
NPCちゃん
上のワールドに出てくる子ですが、上のワールド自体「あ、これ演出としてちゃんとワールド作ろうゼ」と今月急に制作が決まったのでまだ名前がありません。こうして工期がどんどん伸びていく……。
職業は販売員です。
おまけ
ゆ氏のみみって、初期案ではマジの雪うさぎだったんですけど、実際にモデリングしてみるとメチャクチャ安っぽいコスプレみたくなっちゃった結果半分ユキウサギになりました。あと、く氏は「男性を出したくない」という百合原理主義的な理由もとい作業量の関係で性転換してもらいました。その他スカートとか靴とかケモミミのもふもふとかを使いまわしていたりするなど、苦労がうかがえる。