「Outer Wilds – Echoes of the Eye」感想

本編の感想はこっち

記憶を消してまたやりたい。

あまりにいい作品だなぁ……!2と思ったので感想を書きます。本編&DLCクリア後に読むことを推奨します。クリアしていない場合は、今すぐ閉じて、プレイしてくださいあと、プレイ済みの人向けの単なる感想なので、物語の内容などが分かるような文章ではありません。(なので、先にプレイしてください)


  • よかった……
  • まず導入がいい。DLCを入れる前の宇宙と矛盾しないように舞台を出してくるストーリーの巧妙さ。
    • DLCを導入したからか、Slateがマーカーの付け方を親切に教えてくれるようになってた。DLCだと同じ場所に何度も行くから強調しといたほうがいいという判断だろうか。
    • 未知の文明が残した仮想空間上の一地域へログインするためのクローキング技術が使用された宇宙船の内部にある建物の正確な位置を一発で表示してくれるNomai由来の技術力よ。
  • とりちゃんが怖い。恐怖を緩和していても怖い。エンディングをもう一回見に行った時のアンコウを鼻で笑えるレベル。
    • 主人公を見つけた時前後の声や仕草が鳥みたいでかわいいよね、首まわりがもっふもふでかわいいよね、スライドリールで眼の力を知った(予知した?)ときの「うわぁ!」っていう顔がかわいいよね、主人公が追跡範囲外のところ(果てなき谷のエレベーター付近とか)まで行ったときに遠くで「?」って見てるのがかわいいよね、捕まってもフッ……てしてくるだけなのかわいいよね、口を開けた時はそれはそれでドラゴンみたいでかっこいいよね、といったことを考えながら必死に耐えてた。
    • 暖炉
    • 正直、ステルスパートは自分が追跡する側に回れてかつ最後に明確な解法がある覆われた森(林?)地帯だけでよかったんじゃないだろうかとは思った。メリとハリのハリが多いんよ。
    • 主人公はなぜ、仮想空間に入る前に周りの遺物を全部フッ……してくれないんだろうか。我らがOuter Wildsの主人公に殺人もとい殺シカフクロウをさせるのが解釈違いなのは分かる、分かるが、もうみんな死んでるし……
    • いかだとかエレベーターの光に反応するインタフェースは人間ないしHearthianにとってはライトを付けたり消したりしたりして使い勝手が悪いなぁと思いつつ、でも肖像画やスライドリールでは鳥ちゃんの目が光るかのような表現があったから、人間が音声認識で機械を操作するように鳥ちゃんたちも目力で操作してたのかな、そういう文化の違いが感じられるインタフェースいいな、と思ってたら普通にランタンだった。ジョブズがいたら「指」ってキレそう。
  • バグ技三連発が「普通のプレイだとまずこれはしないだろうな」というところに解法を仕込むOuter Wildsみが高くてめっちゃ好き。特に死ぬやつ。
    • ラストで主人公がビジョンで返事をするシーン、「あなたが信号を一瞬だけ出してくれたおかげで巡り巡ってあなたと出会えたんです!」と言っていて、曲も相まってうるっと来ちゃったけど、でもこいつ焼身自殺してここに来てるんだよね……とは思った。
  • 目前のクリティカルな問題から目をそらして今はなき故郷の風景を再現した仮想空間に囚われていて、あまつさえ世界を前に進めようとする主人公を力づくで妨害しようとするの、よく聞く話ですね。