恋するうさぎと開発告知

この記事は現在鋭意開発中のシングルプレイヤー専用VRエクスペリエンス「真夜中の雪うさぎ」のあれこれを書いた記事です。ポエムです。


ヨツミです1

前作こと「PROJECT: SUMMER FLARE」の公開にともなう嵐のような一連の対応も終わり、設定資料集こと「サマーフレア作戦概略」も無事公開し、気づけば年も明けて2022年の1月になったところです。おかげさまで作品や活動に関してインタビューしてもらったり(MoguLive様VRChatワールド探索部様)、「夏」が2021年のVR流行語大賞を受賞したり(バーチャルライフマガジン様2、YouTubeやnoteにプレイ動画や考察・感想記事を上げてくださった方もそれなりにおられて、界隈の規模自体がだんだんと拡大しているのだなぁということをひしひしと感じています。

で、VRChat界隈に対するLoveについては拙著「作戦概略」に書き残してきたので「それ」に対する言及はそっちに譲ることにして、次回作の話です。うさぎちゃんですよ!

作品の形態について

告知のツイートに書いたように、「真夜中の雪うさぎ」は前三作「1%の仮想」「アスタリスクの花言葉」「PROJECT: SUMEMR FLARE」のようなVRChatのワールドではなく、独立したVR作品になります。こういう形態にした理由はたくさんあって、その理由のいくらかは「作戦概略」やインタビューの内容からふんわり察してもらえると思いますが、やっぱり私としては人の物の見方をまるっきり変えてしまうような強い作品を作りたいわけで、VRChatワールドの表現能力や技術の限界を考慮したうえで独立した作品を作ることにしました。PSFの開発最初期の記事では「私にはコミュニティ外から人を引っ張ってくるほどの知名度もモチベーションもない」とか書いてるのに、考えって変わるもんですね。ほんとに。

プラットフォームについては実はまだ何も考えていないのですが、現時点での最安牌はPC VR対応でSteamでの配信になります。というか、数年の開発期間(予定)中にVR市場がどう変化していくのかが全く予想できず、かつ作品の内容もハチャメチャなもの(予定)なので、「ほとんどのハードに対応していて審査が一番通りやすいプラットフォーム」を開発期間中に選定することになると思います。要求スペックに関しても内容上高くなることが予想されるため、Questシリーズなどのスタンドアローン機への対応は未定です。ムーアさんが正しければスタンドアローン対応ができて、正しくなくなればできないことになります。

作品の内容について

「真夜中の雪うさぎ」はキャッチコピーの通り「恋」がテーマになります。恋、いいですよね。したいですよね。そういうやつです。本当にドキドキしてしまうような3、そんな内容を目指しています。「シングルプレイヤー専用」という文言も例に漏れずダブルミーニングです。この人ダブルミーニング好きすぎか?

これ以上の詳細な内容は、今後進捗のツイートやら記事やらを見てもらえるとおのずと察してもらえると思いますので、現時点ではひみつです。ただ、めちゃくちゃ下のレイヤーからえっちらおっちら建築していくので、しばらくはそれが何なのかは分からないかもしれません。というか、現時点の私にも何が出来上がるのか完全には分かっていません……

「うさぎ」について

告知画像にも出ているうさぎの子は「ゆのー」ちゃん(暫定)です。見てのとおり、ゆきうさぎユキウサギのダブルミーニングです。真夜中になると現れる彼女がこの作品の主役を務めることになります。ちなみに、雪うさぎでよく使われる植物である南天の花言葉の一つは「私の愛は増すばかり」です。愛、増したいですよね(?)。

開発スケジュールについて

この作品は私にとって(PSFやその前身を除くと)はじめてのUnityゲーム・VRゲーム制作で、かつ内容もめちゃくちゃ開発が難しい部類のものなので、詳細な開発スケジュールは未定です。Twitterのほうにちょくちょく進捗や開発にともなう「うめき」をツイートしたり、このブログに記事を書いたりすると思うので、しばらくはそちらのほうをお楽しみください。


  1. これもういらんくない?
  2. VRChatの「夏」アップデート(執筆時現在も完全には来ていない)も同時期に話題になったので合算されている感がありますが……
  3. この表現は「恋愛ゲームの皮を被っためちゃくちゃ怖い思わずドキドキしてしまうホラーゲーム」という意味ではありません。いやほんとに。