LC新京都だより(2022/7)

この記事は鋭意開発中のVRChatワールド「LC新京都ブランチ」の開発の記録です。先月分の記事はこっち


「廊下」

見たら精神に異常をきたしたり体調に異常をきたしたり周囲の環境が異常をきたしたりするブツって、視線がダイレクトに反映されるVRとめちゃくちゃ相性がいいと思うんですよね。そんな限りなく邪悪な想いで作りました。「置いてある場所は分かってるんだからそっち見なければいい話でしょ」と思ったそこのあなた、まったくその通りです。お楽しみください

動画の後半に映っている場所が何なのかは「作戦概略」にわりと普通に書いてあるのでそっちに譲りますが、VRChatってワールドマップをポン置きしただけでもわりとみんな探索を楽しんでくれるところが作る側としてはフクザツというか、この「廊下」をマジで踏破しようという人が現れないかがわりと心配です。健康を害さない範囲でお楽しみください。


「ダイダンレーザー」

PSF本編だと演出とゲームデザインの都合上つよつよな武器をプレイヤーに持たせてあげられなかったので。

ダイダンレーザーは名目上は電動工具で、鉄パイプで囲ってあるタイプのインバータ発電機をモチーフにしています。動画で見て分かる通りこれは両手持ちを前提とした重火器じゃなかった工具です。技術的な点で言えば、このワールドでは「どうせ両手持ちのアイテムとかたくさん置くでしょ」という考えから「ObjectSyncのペアのオーナーを自動で合わせるくん」を走らせていて1、このシステムを利用することで両手持ちがいい感じに見えます。

ちなみにこれの後方にある持ち手、初期バージョンでは前方にあるような輪っかに前腕を突っ込んで奥にあるハンドルを握るようなデザインだったのですが、もう片方の手をうっかり離しちゃうと本体の重みで腕がへし折れて労災待ったなしなので今のオープンなデザインになりました。安全に配慮したプロダクトデザイン、ヨシ!(ただし前方から放たれる甚大な量の熱は考えないものとする)


その他施設内の風景

端的にワールドの内容を説明すると、ヨツミーランドです。


  1. もっと言うと、「タイマーコールバックを管理するくん」「プレイヤーのtagを同期させるくん」「UIやマーカーを表示してくれるくん」「今いる区画と隣接する区画のオブジェクトのみをアクティブにするくん」「主要な区画と他のプレイヤーの位置をナビゲーションしてくれるくん」「区画によってBGMを変更してくれるくん」「梯子くん」などなどの疎結合なシステムがたくさん走っています。